こんなのもいる

日々考えていることを書き残しています

ベッドタウンとは、使い捨てのまちってことか

ここでいうベッドタウンは、

高度経済成長の時期に、

地方から大都市に出てきた人々の

居住地として、新たに開発されたまち、ニュータウンを指します。

もとは、山林や田畑、沼地などだったところ。

 

地方から大都市に一気に人口が入ってきて、

既にあるまちがキャパシティオーバーになって、

必要に迫られて作った郊外のまち。

住宅地だけでなく、タワーマンションという

形態もあります。

 

子どもが独立し、高齢者夫婦だけになり、

その家族も、寿命を全うして、いなくなる。

一方、今、大都市で働いている人からは、

職場から遠い(最寄り駅まで自家用車が必要も含む)、

敷地や間取りはそれほど広くない、

近くにお店や病院がない、ということで、

コスパが悪くて、引越してきたいと思われず、

新たな住民が増えない。

 

残るのは、空き家と、

道路、上下水道、電線等のインフラ設備。

放置しておくと、劣化していきます。

 

そのようなベッドタウンは、

結局、1代〜2代でお役目が終わるのであれば、

きつい言葉ですが、

「使い捨てのまち」ではないでしょうか。

 

そのようなまちを維持するために、

税金を使って補修したり、役所の人が面倒をみる。

 

もちろん、住んでいる人や生まれ育った人にとっては、

かけがえのない、わがまちでしょうが、

市場価値はどんどん下がっていく。

 

情緒を取るか、効率性を取るか、

 難しいところもありますが、

「使い捨てのまち」という観点を持って、

「まちじまい」を真剣に考えないと、

もう、現代日本は立ち行かないのではないかと、

こんなのさんは、考えました。