こんなのもいる

日々考えていることを書き残しています

クラウドファンディングはカンパではなく出資

10年くらい前から、クラウドファンディングという

資金調達方法が世の中に浸透してきたように思います。

 

はじめは、個人や民間企業が、商品開発やサービススタートアップを

目的としていたものが多かったのですが、

5年くらい前から、市町村等、行政でも広く行われるようになりました。

ふるさと納税でも、クラウドファンディングを選ぶことができます。

ガバメントクラウドファンディング、っていうのかな。

 

しかしながら、どうも役所は勘違いしているような気がします。

それは、タイトルにあるように、

クラウドファンディングはカンパではなく出資、ということ。

役所が予算を浮かせるために、みんなからお金を集めて、

ありがとう、の一言で済ませるのではなく、

小額でもいいので出資してもらい、出資者にその果実を還元する、

ということがポイントではないでしょうか。

 

行政のクラウドファンディングが達成できた事例には、

きちんと果実を示して、提供できているものが多そうです。

この辺、事例収集や分析ができると、

大学の卒業論文くらい、さくっと書けそうですね。

 

ちなみに、役所では、クラウドファンディング

目標が達成できなかった場合、

役所がお金を出して、目的となる事業をするのが、

 正しいやり方のようで、

クラウドファンディングがうまくいかなかったので、

事業はやりません、

というのは、正しくないそうです。

 

あと、行政のクラウドファンディングが成立するためには、

役所がやりたいことを示すのではなくて、

出資者が実現させてみたいこと、見てみたいこと、

体験してみたいことを目標とすることがポイントではないでしょうか。

 

行政の都合のいいように、人々は思ったり、行動したり

しないと思いますが、行政の中の人は、

なかなか、そう思わないようだな、

と、こんなのさんは、思いました。