こんなのもいる

日々考えていることを書き残しています

優秀な人材を採用しても、使いこなせるのかな

「優秀な人材を採用したい」って、人事担当者はいうけれど、

「じゃあ、何をしてもらうか」や「配属場所は」ということを聞くと、

あんまり、はっきりした答えは出てこないようです。

特に、新卒採用の一般事務職は。

 

何をもって優秀か、という定義も、

学歴、保有資格やスキル、経歴等、色々な尺度があります。

上に挙げるようなものを持っていても、

ピンポイントに活かせる仕事やポジションがその会社にあるかというと、

必ずしもそうではないでしょうし、

そこそこの規模の会社で、人事異動もあるとすると、

ずっと同じ仕事やポジションにいられるわけではないでしょう。

 

実際 、上記の優秀そうだな、という観点で採用しても、

仕事をさせてみたら、そうでもなかった、ということも多いし。

 

また、実際に優秀な人物だった時に、

会社はその人を活用しきれるでしょうか。

その人がずっと活躍できる仕事やステージを会社が用意できるか、

あるいはその人が取ってきた仕事を、やってよいと承認し続けられるか、

周りの人間や上司、社長が、活躍を嫉妬したり、邪魔しないか、

ということも、あると思います。

 

なので、だいたいの会社の本音としては、

「優秀な人材」ではなく、

その会社が使いこなせる「そこそこの人材」を

採用したい、ということなんだろうね。

 

逆に、 その会社に採用されたい、優秀な人であれば、

優秀な能力の発揮を、

その会社に必要な程度のレベルまで抑えられれば、

採用してもらえるのかもしれません。

昔からいう、能ある鷹は爪を隠す、的な。

そういう人は、遅かれ早かれ、別の会社に引き抜かれたり、

自分で独立起業しちゃいそうですけどね。

 

「優秀な人材を採用したい」って

「何かおいしいものを食べたい」ぐらいのあいまいなもので、

優秀な人材を採用したい、という言葉には、

まともに反応しないほうがいいんじゃないかな、

と、こんなのさんは、思いました。