日本の歴史2600年という人は、教科書は間違っていると抗議しないのか
日本は、神武天皇が即位して、建国から2600年経っている、
と主張する人や団体がいます。
学校の教科書では、
日本は旧石器時代、縄文時代、弥生時代、古墳時代…というふうに
時代をたどってきた、と書いてあります。
さて、2600年前は何時代かというと、
現在の学説では、弥生時代だそうです。
ん、そうすると、建国2600年ということは、
弥生時代から、日本という国があったということになります。
何をもって日本という国が成立したか、という定義を確認する必要がありますが、
1つの権力が、いわゆる「日本」地域を統治したことで日本という国ができた、
ということであれば、
弥生時代では、全国各地に権力者がいて、争いあっていたようですから、
建国2600年の立場からいうと、
学校では間違った歴史を教えている、ということになるのでしょうか。
であれば、日本の歴史2600年派の人や団体は、
学校で使う教科書を認定している文部科学省や、
学校で使う教科書を採択している、まちの教育委員会に対して、
間違った内容の教科書は使わないでくれ、と
抗議などをしているのでしょうか。
あるいは、歴史関係の学会などにも、
あなたたちの研究成果は間違っている、と
抗議などをしているんでしょうか。
主張をするのであれば、大元に対して、きちんと主張すればいいのにね、
と、こんなのさんは、思いました。
補足
神社の祭礼で、紀元2677年ということを
いうことについては、個人的には、何の文句もありません。