こんなのもいる

日々考えていることを書き残しています

余分な公共施設は売却すればいいのに

国や県、市町村が建てた

公共施設は、全国各地にたくさんあります。

 

以前のエントリーにも書きましたが、

そのような施設を維持するだけでも、

相当、お金がかかっていると思います。

光熱水費、修理費用だけでなく、

施設を機能させるための人件費や

事業やイベントを実施する経費などなど。

 

公共施設を建てた経緯は色々あると思いますが、

中には、利用人数が極端に少なくなって、

運営する意義が弱くなったものも、

残念ながら、あるんじゃないかな、と思います。

それでも、作ってしまった以上、一人でも利用者がいるならば、

維持しなければならないようです。

 

施設を運営する意義が弱くなって、

十分な運営予算が割り振られなくなって、

その結果、施設を運営するための

お金のやりくりに困るようになると、

魅力ある施設運営ができなくなり、

ますます、運営する意義が弱くなる。

・・・何か、変な気がします。

 

こういうふうに考えるとどうでしょうか。

あるところに、父、母、子供の3人家族がいました。

子供に車が必要になったので、父は子供の車を買ってあげました。

近所よりも格下の車を買うとバカにされるので、

借金をして、そこそこよいレベルの車を買いました。

子供は独立して家から出ていきましたが、

たまに帰ってきて車に乗るので、そのまま残しておきました。

車の維持費は、会社に勤めている父が出していました。

父は退職し、年金暮らしになり、

会社に勤めていた時よりも所得が少なくなり、

生活の余裕が少しなくなりました。

車のゴムや樹脂の部品が劣化してきましたが、

修理する費用がありません。

それでも子供の車は手放しませんでした。

父も母も年老いて、医療費がかかるようになりました。

生活に余裕がなくなりました。

車は部品が壊れて、雨が車内に入ってくるように

なりましたが、修理する費用がなく、そのままです。

それでも子供の車は手放しませんでした。

さらに医療費がかかるようになり、

生活必需品を買うにも苦労するなど、

日々の生活を送るのがきびしくなりました。

とうとう車は壊れて動かなくなりましたが、

ナンバーを残しているため、税金を払わなければなりません。

それでも子供の車は手放しませんでした。

 

子供の車をなぜ手放さないのでしょうか。

理由は、次のようなものでしょうか。

・一度買ったものは手放せない、という思い込みから。

・手放したことが近所に知られると、悪い噂になり、

   世間体が悪くなるから。

・一度上げた生活水準は下げられないから。

・たまに帰ってくる子供に怒られるから。

 

父を国・県・市町村(の長)、

子供を住民、

車を公共施設と置き換えると、どうでしょうか?

 

少々、例えが乱暴かもしれませんが、

こういうことが、全国で起こっているじゃないかな。

なので、身の丈に合わないような公共施設は、

まちの運営に余裕があるうちに、

いっそのこと、売却すればいいんじゃないかな。

買い手がいるかどうかは、また、別の問題ですがね。

と、こんなのさんは、考えました。