こんなのもいる

日々考えていることを書き残しています

ありがた迷惑な陣中見舞い

地域のお祭りや運動会といったイベントの当日、

事務方や運営本部に、お疲れ様と、陣中見舞いを

持ってきていただける方がいらっしゃいます。

お気遣いはありがたいのですが、

イベント運営中でてんてこ舞いの最中にいただいても、

正直、困るものもありますので、

例示してみます。

 

・今すぐ食べなければならないような、

屋台の食べ物。豚汁、ラーメン等の麺類。

  いつ食べられるかわからない状況で、

  適当にその辺に置いておくと、

  こぼしたり、ひっくりかえしたりして、

  片付けの手間が増えます。

 

・アイスやかき氷。

  いつ食べられるかわからない状況で、

  放置しておくと、袋や容器に入った甘い水になります。

  そうなると、あまりおいしくありません。

 

・ビールやお酒。

  イベントの後片付けで車を運転するので、

  飲んだら飲酒運転することになり、

  交通違反や事故発生のリスクがあります。

 

・参加している子どもに配る用のお菓子。

  個包装じゃないと分けるのが大変で、

  数が少ないと、取り合いになり、

  もらえた、もらえないで、

  ケンカになったり、苦情になります。

 

では、いただいたらすぐに

食べればいいのではないか、

というご意見もありますが、

食べていると、仕事を放り出して食べているのか、

という苦情をお客さんからいただいたりします。

 

では、どんな陣中見舞いがいいのか、というと、

・袋に入ったせんべいやクッキー等の焼き菓子

・缶やペットボトルに入った飲み物

・打ち上げに使える現金!

などです。

 

せっかくもってきてやったのに、

文句言うな、と思うかもしれませんが、

もらう相手のことを、

もう少し考えてはどうなのかな、

と、こんなのさんは、思いました。

 

就職氷河期世代の公務員就職ってやっぱり厳しそう

兵庫県宝塚市就職氷河期世代を

対象にした職員募集に1800人以上のエントリーがあったそうです。

https://this.kiji.is/540149326725792865

 

宝塚市の職員採用のページ

http://www.city.takarazuka.hyogo.jp/boshu/1001373.html

これまでの経歴に基づいて給与が決まるようで、

だいたい手取りの年収は350〜450万円くらいみたいですね。

大卒の35〜45歳でこれくらいの年収って、高いのか、低いのか。

大手企業と比べると低く、中小企業と比べると高いんですかね。

でも、宝塚市に新卒採用されて働いてきた同年代よりは、低いでしょう。

10年〜20年の勤務経験の差がありますから。

募集要件を見ると、職歴のある、なしを問わないようなので、

大学卒業後に働いた経験がない、あるいは少ない人から、

企業で正社員で働いていて転職を考えている人まで、

幅広く募集するようです。

 

単純に考えて、1800人の中から、

即戦力として選ばれる人って、どんな人か、想像できます。

現役社会人の転職希望者でしょうね。

就職のチャンスを逃した人を救済する、ということで、

採用選考の採点に、救済のための加点、なんてことは

ないでしょうし。

 

採用後も、1800人の中から選ばれた人、

ということで役所内外から注目されるでしょうし、

勤務早々、仕事が合わない、メンタル不調等で、

退職や休職されても困ります。

公務員は、休職中も給与が出たり、身分保障があります。

役所側からの解雇も簡単にはできないでしょう。

 

結局、

頭がよく、体も心も丈夫で、ビジネスマナーもしっかりしていて、

対人能力も高くて、給料が安くてもいいから、

公務員として働きたい人、

どんな企業もほしい人が選ばれるんでしょうね、

と、こんなのさんは、思いました。

地方公務員になるのは、総合サービス企業に入るのと同じ

多くの市町村では、9月中旬に採用試験が行われ、

8月上旬に採用試験の申込を受け付けています。

 

採用区分のほとんどは、一般事務ですが、

要は、専門性を求めない、なんでも屋なわけです。

逆に言うと、採用した人に、

何かの専門知識や資格、技能を持っていても、

なんでも屋として扱われるようです。

 

例えば、

・法学部の論文コンテストで受賞するくらい、法解釈に明るい

  →環境担当で、住民からのごみ収集の苦情処理をする

社会福祉学部で、専門資格を取得

  →市民課で住民票を発行

芸術学部出身で、民間企業のポスターデザイン採用の実績あり

  →高齢者福祉課で介護保険の資格やサービス適用の認定

ということが、当たり前なわけで。

そして、ぐるぐると人事異動が繰り返され、

この扱いが、定年までの30〜40年間続く、と。

中には、数年間は、専門知識や資格を活かせる部門に

配属されることもあるかもしれません。

 

民間の総合商社でいうと、

金融を勉強したので、銀行部門の仕事をしたい

→自動車販売部門へ

自動車工学を勉強したので、車両開発の仕事をしたい

→海外農産物買い付け部門へ

流通サービスを勉強したので、物流の仕事をしたい

→介護サービス提供部門へ

配属されるような感じでしょうか。

 

なので、自分は専門知識や資格を持っているので、

これを活かした仕事をする、という希望をかなえるのは、

なかなか、難しそうです。

 

何でこんなことになるのかというと、

役所の人事担当も、そこで暮らす住民も、

地方公務員の仕事に、専門性はあまり必要ない、

適材適所、という概念はいらない、

と考えているから、でしょうか。

 

上記の例で考えると、

・法学部→法規担当

社会福祉学部→福祉、介護担当

芸術学部→広報担当

が、適正配置なのかな、と思います。

 

適正配置しないと困るのは、

結局、役所や住民なんですけれどね。

 

これから地方公務員になろうとする人は、

この状況を甘んじて受けるか、

刺し違えても、役所や住民の意識をぶち壊して仕組みを作り直すか、

どちらかの意思がないと、務まらないじゃないかなと、

こんなのさんは、考えました。

 

 

 

 

 

団塊ジュニア世代は、「使い捨て世代」なんだろうね

政府が、バブル崩壊後の就職氷河期非正規社員として働いていた人を支援するそうです。

 

いわゆる就職氷河期のころに、就職活動をしていたのは、団塊ジュニア世代。

団塊ジュニア世代って、どんな存在なんでしょう。

 

この世代は、大量生産、大量消費の時代で、生まれ育っています。

そして、進学や就職では、大量にいる同年代の人と限られたイスをとりあう、競争が繰り広げられていました。

そして、やっと座れたと思ったら、今度は上にあがれず、給料や待遇は据え置かれ、それどころか、組織や社会が維持できなくなるので、退場するよう、肩叩きをされています。

つまり、時代と連動するように、自分達自体も、大量生産、大量消費の使い捨ての存在なんでしょうね。

 

それを自覚して、今の時代をどう生き、次世代に何を引き継いでいくのでしょうか。あるいは、次世代への社会の引き継ぎは、あきらめているのでしょうか。

 

使い捨て世代の次は、リサイクル世代なのかな、と思いますが、そのことについては、また改めて、書くことにします。

 

団塊ジュニア世代のこんなのさんは、なんとか、限られたイスに座れてはいますが、どちらかというと、次世代への引き継ぎは、あきらめ側なのでした。

 

ベッドタウンとは、使い捨てのまちってことか

ここでいうベッドタウンは、

高度経済成長の時期に、

地方から大都市に出てきた人々の

居住地として、新たに開発されたまち、ニュータウンを指します。

もとは、山林や田畑、沼地などだったところ。

 

地方から大都市に一気に人口が入ってきて、

既にあるまちがキャパシティオーバーになって、

必要に迫られて作った郊外のまち。

住宅地だけでなく、タワーマンションという

形態もあります。

 

子どもが独立し、高齢者夫婦だけになり、

その家族も、寿命を全うして、いなくなる。

一方、今、大都市で働いている人からは、

職場から遠い(最寄り駅まで自家用車が必要も含む)、

敷地や間取りはそれほど広くない、

近くにお店や病院がない、ということで、

コスパが悪くて、引越してきたいと思われず、

新たな住民が増えない。

 

残るのは、空き家と、

道路、上下水道、電線等のインフラ設備。

放置しておくと、劣化していきます。

 

そのようなベッドタウンは、

結局、1代〜2代でお役目が終わるのであれば、

きつい言葉ですが、

「使い捨てのまち」ではないでしょうか。

 

そのようなまちを維持するために、

税金を使って補修したり、役所の人が面倒をみる。

 

もちろん、住んでいる人や生まれ育った人にとっては、

かけがえのない、わがまちでしょうが、

市場価値はどんどん下がっていく。

 

情緒を取るか、効率性を取るか、

 難しいところもありますが、

「使い捨てのまち」という観点を持って、

「まちじまい」を真剣に考えないと、

もう、現代日本は立ち行かないのではないかと、

こんなのさんは、考えました。 

 

 

 

 

 

色々な仕事にスタッフロールがあればいいのに

映画などを見ていると、最後に必ず、

スタッフロールが流れます。

 

誰が何の役をやっていた、

脚本は誰か、

監督は誰か、などなど。

もっとよく見ると、

劇伴音楽は、カメラマンは、衣装は、

といったことまで気になってきて、

たくさんの人が関わって、色々な役割で、

作品が作られているんだな、と、感心します。

 

そこで、世の中の色々な仕事も、

たくさんの人が関わって成り立っているのだから、

第一次産業第二次産業第三次産業でも、

それぞれの仕事で、

スタッフロールがあればいいんじゃないかな、

と思いました。

仕事だって、ものづくりから、流通、サービス提供や

民間企業、行政関係もあって、多くのジャンルがあり、

お店は店長だけがやっているんじゃないし、

会社も社長だけがやっているのではありません。

色々な部署で、多くのスタッフが関わっているのですから。

 

スタッフロールを出すことの効果を考えてみました。

 

1.自分へのモチベーション向上

  この仕事に携わったんだ、という充実感や、

  名前が残っちゃうので、いい加減な仕事はできないな、

  という意識が持てると思います。

2.自分を知っている人への報告

  親や、昔の友人や恩師に、

  今、何をやっているか知ってもらうことで、

  音信不通状態を解決できると思います。

3.自分を知らない人へのPR

  自分はこんなことに携わっているということを示すことで、

  組織の中で、彼(彼女)には、

  今度はこの仕事を任せてみようと思ってもらえるとか、

  就職、転職、お付き合いの際の履歴書代わりになるとか、

  色々と使えそうです。

 

世の中が、入社したら、定年までずっと同じ組織で働く、

ということではなくなっているようなので、

それを見越した何かができないだろうか、

と、こんなのさんは、考えました。